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2010年7月30日 (金)

MRTGをWindowsにインストール

CiscoのPIXのトラフィックを見たくて、MRTGをWindows Server 2003にインストールした。

Mrtg

使ったもの

  • Apache for Win … Webサーバ。MRTGが出力したWebページを表示する。すでにインストール済みだった。特にApacheである必要はなく、IISでも問題ない。
  • ActivePerl … MRTGがPerlで書かれているので必要。すでにインストール済みだった。
  • MRTG … MRTG本体。mrtg-2.16.4.zip をダウンロード。
  • Cron NT service … データやWebページを定期的に更新するために使う。crons.zip をダウンロード。

Apacheの設定

MRTG用のフォルダを「D:\www\mrtg」、Webの仮想ディレクトリを「/mrtg」と決めた。

これをApacheの設定に反映させるために、設定ファイル「Apachインストール先/conf/extra/mrtg.conf」を次のように作成。

Alias /mrtg "D:/www/mrtg"
<Directory "D:/www/mrtg">
  options None
  AllowOverride None
  Order allow,deny
  Allow from 127.0.0.1 xxx.xxx.xxx.xxx
</Directory>

また、このファイルを読み込むように「httpd.conf」に次を追加。

...
Include conf/extra/mrtg.conf
...

PIXの設定

PIXには、SNMPを有効にする設定が必要。PDMで設定。

MRTGのインストール

MRTGのインストールは簡単。インストールしたいフォルダに、ZIPを展開するだけ。「D:\app\mrtg」に展開した。

MRTGの設定

MRTGは、設定ファイルを作成するツール「cfgmaker」が付属する。これを利用して設定ファイルを生成する。設定ファイルのファイル名は「mrtg.cfg」とした。

D:\app\mrtg> perl bin\cfgmaker public@PIXのIPアドレス > mrtg.cfg

これで、PIXと通信を行って、インターフェースの情報などを取得し、設定ファイルが自動生成される。ちなみに、PIXはファイアウォールなので、外部、内部、DMZの3つのインターフェースを備えている。

生成された「mrtg.cfg」を開き、設定を追加。

...
#HTMLやグラフの生成先フォルダ
WorkDir: D:\www\mrtg

#グラフの時間軸(横軸)を左が過去に
Options[_]: growright

#日本語
Language: eucjp

#グラフのサイズ
XSize[_]: 600
YSize[_]: 150
...

その他、各インターフェース用のTitle[xxx]PageTop[xxx]を好きなように修正。

また、MRTGが使っているアイコンなどの画像ファイルを、Web用のフォルダへコピー。
これには、MRTGのZIPを展開したフォルダ内の「images」フォルダを、まるごとWeb用フォルダへコピーするだけ。

MRTGの実行

試しに以下のコマンドを5分おきに3回実行。

D:\app\mrtg> perl bin\mrtg mrtg.cfg
...

最初の2回は、「ログファイルやログのバックアップファイルが存在しない」と警告が表示されるが、3回目の実行から警告はなくなる。

コマンドを1回実行すると、Web用フォルダに各インターフェースごとのHTMLファイルやPNGファイル(日グラフ、週グラフ、月グラフ、年グラフの各PNG画像)ができあがる。

生成されたHTMLファイルをブラウザで開けば、各グラフが見れる。

cronをインストールしてMRTGを定期実行

Windowsにもcronがあるそうで、今回、サービスとして実行できる「Cron NT service」を使った。

インストールは簡単。ZIPを適当な場所に展開して、ntsetup.exeを実行するだけ。実行すると、インストール先を聞かれるので、「C:\WINDOWS\System32」へインストールした。

cronの設定は、ファイル「crontab」。書式も概ねLinuxと同じ。インストール先フォルダに、次のように作成した。

0,5,10,15,20,25,30,35,40,45,50,55 * * * * perl.exe D:\app\mrtg\bin\mrtg D:\app\mrtg\mrtg.cfg

これは、5分おきに、上で手動実行したコマンドを実行させるというもの。

あとは、cronサービスを起動すればOK。

その他

index.html」を作成。各インターフェースごとのHTMLファイルへのリンクや、各IFの日グラフだけを表示する。

また、日グラフをバックアップするWSHスクリプトを作って、毎日0:02に実行。

さらに、バックアップした日グラフを週単位で表示できるようなPHPスクリプトを作成。

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