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2010年2月22日 (月)

Windows XPでApache,PHP,PostgreSQL

Windows XPにて、Apache + PHP + PostgreSQLを構築したときのメモ。

当然のことながら、Windowsは攻撃対象となりやすいので、外部への公開は行わない。
(しかも、クライアント向けWindowsでなんて、考えられない。)

とりあえず、XPでどの程度できるかを、イントラ内で確かめるだけ。

目次

Apache

Apacheのダウンロード

  1. 日本Apacheユーザ会(http://www.apache.jp/)から、「Download」などのリンクをたどり、Apache本家のダウンロードサイトへ行く。
  2. ページ内の「Win32 Binary」という項目が、Windowsのインストーラ版。
    「without crypto (no mod_ssl)」と「including OpenSSL」があるが、どちらか適した方をダウンロードする。たとえば、「apache_2.2.14-win32-x86-openssl-0.9.8k.msi」。
    Winapache01

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Apacheのインストール

  1. ダウンロードしたインストーラをダブルクリックし起動する。
  2. 最初の画面は、「Next」ボタン。
  3. Winapache02 「License Agreement」は、「I accept the terms in the license agreement」を選択して、「Next」。(ライセンスに同意する、ってこと。)
  4. 「Read This First」は、「Next」。
  5. Winapache04 「Server Information」は、上からドメイン名、ホスト名、管理者メルアド、そして、80番ポートにするか、8080番ポートにするかの選択肢。適切に入力、選択し、「Next」。
  6. Winapache05 「Setup Type」は、デフォルトの「Typical」のまま、「Next」。
  7. Winapache06 「Destination Folder」は、インストール先フォルダ。変更するなら「Change」ボタン。「Next」で次の画面へ。
  8. Winapache07 「Ready to Install the Program」にて、「Install」ボタンで、インストール開始。
  9. Winapache09 しばらく待つと、「Installation Wizard Completed」が表示される。「Finish」ボタンで終了。

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Apacheの起動/停止/再起動

Winapache11 インストールが完了すると、Apacheは、サービスとして自動的に起動された状態となり、通知領域にApacheのアイコンが表示される。

Winapache12 このアイコンを利用することで、Apacheの起動/停止/再起動が行える。たとえば、アイコンをクリックし、「Apache2.2」→「Restart」をクリックすれば、Apacheサービスが再起動する。

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Apacheの動作確認

Winapache13z インストール直後から、Apacheサービスは起動されている状態なので、ブラウザで自ホストへアクセスすれば、テスト用ページが閲覧できる。

たとえば、「http://localhost/」とすることで、右のような画面が表示される。

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Apacheの設定ファイルとドキュメントルート

Apacheの設定ファイルは、「インストール先フォルダ\conf\httpd.conf」となる。

たとえば、デフォルトのインストール先フォルダにて、インストールを行ったなら、設定ファイルは、
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache2.2\conf\httpd.conf
となっている。

また、この設定ファイル内に、ドキュメントルートとして(DocumentRootディレクティブ)、「インストール先フォルダ\htdocs」フォルダが指定してあるので、ここにWebページを作成するか、DocumentRootディレクティブを変更し、管理しやすいフォルダを指定すればよい。

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PHP

PHPのダウンロード

  1. 日本PHPユーザ会(http://www.php.gr.jp/)から、「ダウンロード」などのリンクをたどり、PHP本家のダウンロードサイトへ行く。
  2. Winphp01 ページ内の「Windows Binaries」という項目が、Windows版。
    ZIP版やインストーラ版などがあるが、適したものをダウンロードする。
    インストーラ版が簡単でいい?
    でも、やったことないのと、勝手に設定変更されるのもいやなので、ZIP版を利用。

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PHPのインストール

  1. ダウンロードしたZIPファイルを展開。展開先は、たとえば「C:\php」フォルダ。
  2. 展開されたファイルのうち、「php5ts.dll」がPHPのメイン機能。次の内、どれかを実施する。
    • Windowsシステムフォルダ(C:\windows\system32)にコピー
    • Apacheのインストールフォルダにコピー
    • php5ts.dllのあるフォルダを環境変数PATHに追加
  3. ひな形設定ファイルをコピーする。ひな形は2つある。どちらかのファイルを、コピーして、PHPの正式な設定ファイル名「php.ini」に変更する。
    • php.ini-dist … PHPに最初から付いてくるひな形ファイル。テスト環境用。
    • php.ini-recommendedphp.ini-distをよりセキュリティを向上した設定に変更したひな形ファイル。
  4. PHP設定ファイルphp.iniをApacheに認識させる。以下のどちらかを実施する。
    • Windowsフォルダ(C:\WINDOWS)にコピーする。
    • Apache設定ファイル(httpd.confなど)に、「PHPIniDir」ディレクティブで、php.iniのフォルダを指定する。
      たとえば、「PHPIniDir "C:/php/"」。
  5. ApacheのPHP関連設定。Apache設定ファイル(httpd.confなど)に、追加。
    たとえば、
    # モジュール読み込み
    LoadModule php5_module C:/php/php5apache2_2.dll
    ...
    <IfModule mod_php5.c>
        # 関連づけ
        AddType application/x-httpd-php .php
        # 上のPHPIniDirも記述するなら、次のように
        PHPIniDir "C:/php/"
    </IfModule>

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PHPの動作確認

  1. 適当なPHPスクリプトを、Apacheのドキュメントルートなどに作成。たとえば、
    <?php phpinfo(); ?>
  2. Winphp02 ブラウザでアクセスして確認。

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PHPの設定

PHPの設定ファイルは、上でひな形からコピーした「php.ini」。

設定変更後、反映させるには、Apacheを再起動。

今回は、拡張モジュール関連(extension_dir, extension)、日本語関連(mbstring)、PostgreSQLとの連携モジュール有効、などを設定した。

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PostgreSQL

PostgreSQLのダウンロード

  1. NPO法人 日本PostgreSQLユーザ会(http://www.postgresql.jp/)から、「ダウンロード」などのリンクをたどる。
  2. Winpostgre01 ページ内の「Windows版インストーラのダウンロード」という項目が、Windows版。ミラーサイトからダウンロードする。

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PostgreSQLのインストール

  1. ダウンロードしたインストーラをダブルクリックし起動する。
  2. 最初の画面は、「Next」ボタン。
  3. Winpostgre02 「Instalation Directory」画面は、インストール先フォルダ。適当に指定して、「Next」。
  4. Winpostgre03 「Data Directory」画面は、データ保存先フォルダ。デフォルトでは、「インストール先フォルダ\data」。適当に指定して、「Next」。
  5. Winpostgre04 「Password」画面は、PostgreSQL管理者のパスワード設定。適当に入力し、「Next」。
  6. Winpostgre05 「Port」画面は、PostgreSQLの待ち受けポートの指定。通常は「5432」番ポート。適当に指定して、「Next」。
  7. Winpostgre06 「Advanced Options」画面は、ロケール指定とpl/pgsqlのインストール指定。
    Linuxの場合『データベースの初期化時に「--no-locale」を指定する』なんて出てくるが、これと同じ事を、このロケール指定で行うには、「C」を選択する。
    また、pl/pgsqlは、後から個別にインストールもできるが、面倒なのでチェックを入れておく。
  8. Winpostgre07 「Ready to Install」画面にて、「Next」をクリックすればインストールが開始される。
  9. Winpostgre09 しばらく待つと、「Completing the PostgreSQL Setup Wizard」画面が表示される。
    「Lanch Stack Builder at exit?」チェックボックスは、「スタックビルダ」を起動するかどうか。スタックビルダは追加機能のインストールツール。個別に起動できるので、チェックを外す。
    「Finish」で完了。

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PostgreSQLの設定

  1. binディレクトリにPathを通す。コマンドプロンプトからpsqlを利用したり、PHPからPostgreSQL連携を行うには必須。
    Pathを通すフォルダは「インストール先フォルダ\bin」。
    環境変数を変更したら、Windowsを再起動する。
  2. PostgreSQLの設定ファイルは、「データ保存用フォルダ\postgresql.conf」、ホストベース認証ファイルは「データ保存用フォルダ\pg_hba.conf」。適当に設定する。
    なお、ホストベース認証のデフォルト設定は、localhostから、全データベース、全ユーザについて、md5認証の設定となっている。
    # TYPE  DATABASE    USER        CIDR-ADDRESS          METHOD
    
    # IPv4 local connections:
    host    all         all         127.0.0.1/32          md5

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PostgreSQLの動作確認

Winpostgre102 Windows版では、デフォルトでPgAdminIIIがインストールされる。また、コマンドプロンプトからpsqlコマンドも利用可能。

また、phpPgAdmin(http://phppgadmin.sourceforge.net/)をインストールすると便利。

これらを利用して、適当にデータベース作成やテーブル作成、データ挿入などを行ってみる。

Winpostgre11 さらに、PostgreSQL連携を行うPHPスクリプトを作成し、ブラウザで表示してみる。

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