内田康夫「十三の冥府」
内田康夫のミステリー「十三の冥府」。結構面白い。
文庫版は上下巻構成。
青森(東北地方)に、大和朝廷とは異なる王朝があったと記されている古文書「都賀留三郡史」。
その真偽を確かめるために、浅見光彦が青森へ。
旅先で、いつものように、殺人事件に遭遇する。
しかも、一見、関連のない事件や死亡事故が、
実はすべて「都賀留三郡史」に起因していた。。。
といった形で、まぁ、いつものパターンなのだが、
登場する古文書に関する記述などが実に本物っぽく書かれている。
というか、実際にモデルが存在し、それをアレンジするのが内田流。
調べてみると「東日流外三郡誌」というのが「都賀留三郡史」のモデルであった。
この辺からも感じるのだが、「十三の冥府」に限らず、
下調べがよくできており、それを独自の解釈で、謎解きをしているあたりが、
内田康夫が自分に合っている理由かなぁ。
参考:
東日流外三郡誌(http://ja.wikipedia.org/wiki/東日流外三郡誌) - ウィキペディア
関連ページ:
日本史の本 - 齋藤孝のざっくり日本史 (2008-12-05)
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